7/31の児童館行事、無事終了しました。
2時30分から遊戯室に集まった子どもたちは、およそ30名ほど。
ほとんどが学童保育クラブから小1~3の子達。なかに上級生もちらほら。
職員の方の説明、8月6日、9日に何があったのか、そしてこの日に向けて作り続けた千羽鶴の意味などなど・・・の後に、グループの仲間が絵本を二冊読みました。
一冊目
「サリーのこけももつみ」 ロバート・マックロスキー作 お母さんとサリーはこけももをつみに森へ。
お母さんは冬に食べるジャムのためのこけももをつみに、サリーは自分が
食べるために。
お母さんくまとこぐまも、冬眠するための準備でこけももをおなかいっぱい
食べようとやってきます。
絵は黒一色ですがとても表情豊かで、自然の迫力も感じられるダイナミックな筆づかい。
サリーの子どもらしいしぐさが微笑ましく、サリー親子、くま親子、二組の親子愛を自然に感じられます。
特に3,4歳の女の子には感情移入できる作品。
二冊目
「おおきくなりすぎたくま」 リンド・ワード作 猟師の村に住むジョニーくんは、自分の家でくまをしとめたことがないのが不満。 自分でくまをしとめようと森にでかけますが、出会ったのはまだ小さいこぐま。
カエデ砂糖のにおいにつられ、こぐまになつかれてしまったジョニーくんは家で
こぐまを飼うことに。
しかし、くまはどんどん大きくなって・・・
こちらの本も黒というかセピア色一色の写実的な絵。右ページに絵、左ページに短めのテキストという
形で進みます。
本の形態をしていますが、幼児時代にこそ読んであげたい本です。
この二冊でおよそ、20分。
半分ほどの子どもはよく話しを聞き、目をそらさずに絵を見ていました。
平和祈念のイベントですが、このあと戦争にまつわる映画をたっぷり1時間も見る前なので、
戦争とは直接かかわりないようですが、心の温かくなるような、家族、自分を大切に思えるような
絵本、本をセレクトして毎年読んでいます。
平和を祈るという気持ちは、自分や周りの人たちを大事に思い、失いたくないと思う気持ちから育つものと思います。
せっかくの機会なので、自分の周りの人たちを思い、愛し愛されて暮らしてきた日々をかけがえのないものと気づいてくれたらいいなと思います。
8月は「おはなしの森」はお休み。
また9月から活動再開です。