2010-01-31

烏森児童館 書棚レイアウト

今の書棚はこんなかんじです。


モーリス・センダック の作品を集めました。

「かいじゅうたちのいるところ」が映画化されたのをご存知の方も多いと思い、原作絵本と、他にもたくさんセンダックの楽しい絵本があることを知ってもらいたいなあと、こんなふうにしてみました。


バーニンガムの絵本       昔話の絵本ほか  
バーニンガムの絵本で今児童館にあるものだけですが、集めました。
ほのぼのした絵柄、ストレートな表現が魅力です。
昔話の絵本は本当にいいものは少なく、和洋ともに集めてこのくらいでした。
他に「日本昔話百選」や「アジアの昔話」など、絵のない昔話集も置いてあります。
今後も、作家やテーマごとに書棚をつくっていきたいと思ってます。
リクエストなどありましたら、コメントを活用ください。




















2009-10-26

復刊情報

以前「パパの大飛行」のタイトルで発行されていたプロヴェンセン夫妻の絵本が、訳を変えて復刊されました。


「栄光への大飛行」  プロヴェンセン夫妻作  BL出版

初めて飛行船を見たときから、自分も空を飛びたいと思ったブレリオ・パパ。
自分でつくった飛行機で何度も飛ぼうとしますが、なかなかうまくいきません。
骨を折ったり、あざをつくったり。いつか飛べる日を夢見て…。
ドーヴァー海峡を飛行機で初めて渡った、ルイ・ブレリオのお話。コールデコット賞受賞作。

絵本は一部のロングセラー作品を除いて、すぐに品切れ、絶版になってしまう可能性が高いので、出会ったときに買っておかないと、後で買おうとしても版元にも無いということがあります。

この絵本も「パパの大飛行」としては長らく手に入りませんでした。
この機会に是非。

2009-10-02

たくさんの応募ありがとうございました。

10月の「おはなしの森セミナー」は無事定員に達し、9/末をもって締切ました。
たくさんの応募ありがとうございます。

20組もの赤ちゃんとお母さん・・・壮観でしょうね。
今からとても楽しみです。

あとはインフルエンザの心配だけですね。
どうか、地域で爆発しないよう、祈ります。

☆新刊紹介☆
「赤ぼうしちゃん」グリム民話集より

マーレンカ・ステューピカ さし絵  山本まつよ 訳

子ども文庫の会(800+税=840円)





2009-09-23

わらべうたと絵本で子育て

毎年一回絵本セミナーを主催してきまして、今年は3回目。
神谷先生にお会いして、わらべうたを1回追加し、全4回連続講座と
なりました。

《詳細》
●日時  2009年10月7日、14日、21日、28日 (10月毎水曜日)
        午前10時~12時(受付9時40分~55分)

       第1回(10/7)がわらべうた、第2回~4回が絵本の講演
       4回連続講座ですが、1回ずつ受講もできます。

●対象  0歳児の親子、出産予定者、わらべうたと絵本に関心のある方

●場所  烏森住区センター児童館 二階遊戯室

●講師   第1回 神谷ひろ子  (元目黒区立保育園保育士)
       第2回~4回 向井惇子 (絵本アドバイザー)

●参加費  無料

●定員   20名(先着順)

●保育   なし。(0歳児は同室できます)
       授乳、オムツ替えコーナーあります。

●申込み  電話&FAX 03-3711-2007  長谷部  (9時~21時)
       または烏森児童館へ
        mail  misako99@gmail.com       
《必要事項》    
氏名、電話(連絡先)、受講希望日、お子さんと一緒の場合は月齢

●締めきり   2009年9月末日(必着)


10/7のわらべうた講座には多くの申込みがありました。
まだ、若干余裕があります。
14日からの絵本講座はまだ十分参加可能です。
この機会にゆっくりわらべうた絵本に触れてみませんか。

2009-09-18

絵本勉強会

東山社会教育館において、毎月1回行われている絵本勉強会(講師:向井惇子
先生)に参加しています。

9月の題材はベラB.ウイリアムズの3冊でした。
                   
           
  かあさんのいす   ほんとにほんとにほしいもの  うたいましょう おどりましょう
この三冊はつながったお話ですが、もちろん一冊ずつ楽しめるように描かれています。
一冊目の「かあさんのいす」で登場する家族の背景がまず語られます。
おばあさん、おかあさん、わたしの女ばかり三人家族。
貧しいながらもつつましく暮らす三人の共通の願いは、大きなソファを買うこと。
昼間はおばあさんが座って、繕い物をしたり、近所の人とおしゃべりしたり。
夜は疲れて帰ってくるおかあさんが、ゆっくり休めるように。
大きなガラス瓶いっぱいに小銭がたまったら、町に買いに行くのです。
火事で焼け出されたという悲惨な過去もさらりと描かれ、全体に明るく前向きな
印象を与えます。
近所の人たちとのふれあい、家族を想いあい、いたわりあう心。
倹約してもなかなかたまらない貯金。それでも暗くならずに自分たちに出来る
ことを当たり前にしていく強さ。
金銭感覚や、ご近所づきあいなど現代の日本では忘れがちな、しかし生きるうえで
大切なことが過不足なく描かれた絵本です。

その続編にあたる「ほんとにほんとにほしいもの」。
わたしの誕生日を前にして、またガラス瓶にお金が貯まってきました。
なんでも好きなもの、でもほんとに欲しいものを買ってもらえる・・・
彼女が選ぶのはなんでしょうか。
ほんとに欲しいものとは何でしょうか。この問いを真面目に真剣に、「わたし」は考えます。
欲しいものはたくさんある。でも、その中で「ほんとにほしいもの」とは?
「わたし」の選んだものに読者も納得するでしょう。
そして、3冊目は「うたいましょう おどりましょう」。
前作で選んだ誕生日プレゼントのアコーディオンを練習する
「わたし」とバンドを組む友達の日常が描かれます。
子どもが家族のために何ができるのかを一生懸命考え、
そして周囲の大人に見守られながら、ひとつ階段を上っていく。
理想的なこどもの成長が描かれます。
3冊を続けて読むとかなりの分量ですが、小学生くらいならば十分
この作品の奥にあるものも読み取ってくれるでしょう。
もちろん、幼児に読み聞かせても、十分理解できる文章です。
しかし、実際にお小遣いをもらったり、プレゼントに悩んだり
した経験をしてから触れると、よりいっそう物語りのメッセージを
受け取りやすいのではないでしょうか。






2009-08-01

平和祈念。

7/31の児童館行事、無事終了しました。




2時30分から遊戯室に集まった子どもたちは、およそ30名ほど。
ほとんどが学童保育クラブから小1~3の子達。なかに上級生もちらほら。



職員の方の説明、8月6日、9日に何があったのか、そしてこの日に向けて作り続けた千羽鶴の意味などなど・・・の後に、グループの仲間が絵本を二冊読みました。

              一冊目「サリーのこけももつみ」 ロバート・マックロスキー作


  お母さんとサリーはこけももをつみに森へ。
  お母さんは冬に食べるジャムのためのこけももをつみに、サリーは自分が
  食べるために。
  お母さんくまとこぐまも、冬眠するための準備でこけももをおなかいっぱい
  食べようとやってきます。


絵は黒一色ですがとても表情豊かで、自然の迫力も感じられるダイナミックな筆づかい。
サリーの子どもらしいしぐさが微笑ましく、サリー親子、くま親子、二組の親子愛を自然に感じられます。


特に3,4歳の女の子には感情移入できる作品。


          
               
 二冊目「おおきくなりすぎたくま」 リンド・ワード作
 
 猟師の村に住むジョニーくんは、自分の家でくまをしとめたことがないのが不満。
 自分でくまをしとめようと森にでかけますが、出会ったのはまだ小さいこぐま。
 カエデ砂糖のにおいにつられ、こぐまになつかれてしまったジョニーくんは家で
 こぐまを飼うことに。
 しかし、くまはどんどん大きくなって・・・



こちらの本も黒というかセピア色一色の写実的な絵。右ページに絵、左ページに短めのテキストという
形で進みます。
本の形態をしていますが、幼児時代にこそ読んであげたい本です。


この二冊でおよそ、20分。
半分ほどの子どもはよく話しを聞き、目をそらさずに絵を見ていました。

平和祈念のイベントですが、このあと戦争にまつわる映画をたっぷり1時間も見る前なので、
戦争とは直接かかわりないようですが、心の温かくなるような、家族、自分を大切に思えるような
絵本、本をセレクトして毎年読んでいます。

平和を祈るという気持ちは、自分や周りの人たちを大事に思い、失いたくないと思う気持ちから育つものと思います。
せっかくの機会なので、自分の周りの人たちを思い、愛し愛されて暮らしてきた日々をかけがえのないものと気づいてくれたらいいなと思います。


8月は「おはなしの森」はお休み。
また9月から活動再開です。

2009-07-29

携帯から。

テスト

携帯電話から投稿可能かチェックします。


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sent from WILLCOM 03

2009-07-28

はじめまして。

思いつきでブログをはじめてしまいました。

”おはなしの森”で読んだ絵本、参加者の様子、新しく入った本などなど、ぼちぼちとご紹介していきたいと思います。



よろしくお願いします。



ブログはじめて、最初のイベント。

7月29日水曜日、定例のおはなしの森の中で、小学生SPがあります。夏休み、春休みなど、長期の休み中にいつも行っています。

普段は乳幼児とそのお母さんに読むことが多いので、学校がお休みのときくらい、小学生にも聞いてほしいな、普段より少し長めの絵本を読みたいな、という気持ちから始めました。



また、31日金曜日は児童館の行事、「平和祈念行事」があります。
この中で、毎年20分程度絵本を読みます。
児童館の方では、戦争に関係する映画を上映するのが常なので、私たちは直接戦争とは結びつかなくても、心が暖かくなるような、自分と他人を大事にすることの大切さなどを感じられる絵本を選んで読みます。(よい絵本というものは、だいたいそういうことが盛り込まれているものですが)



8月はお休みして、また9月から活動します。

このブログも休み休みになるかもしれませんが、なんとか息長く続けていきたいと願っています。